調停の流れ

調停の流れを大まかに説明すると、申立て、調停期日(実際の話合いで複数回)、調停の終了(成立、不成立、取下げ)という順で進みます。

調停を申し立てる人(申立人といいます)は必ずこの流れになり、いきなり調停期日を迎えたり、調停期日なしに終了したりということはありません。

一方で、調停を申し立てられる人(相手方といいます)は、当然ながら申立てをしないので、裁判所からの通知(呼出状)が来て調停期日から始まります。

イメージが湧きやすいようにフロー図を用意しました。

調停フロー図

ここでは、大体の流れしか説明していないので、手順を詳しく知りたい場合には、それぞれの個別ページで確認してください。

ステップ1:調停の申立て

申立てとは申請だと思って良く、管轄の裁判所に行って、調停申立書や調停に必要な書類を提出する手続です。

ステップ1:調停を始めるには裁判所への申立てから

調停は日常生活で馴染みのない裁判所で行われるため、初めて裁判所を訪れるときは、誰でも緊張して不安になるものです。また、人によっては裁判所と聞くだけで、足がすくんで気持ちが向かないのも良くわかります。

しかし、ほとんどの人が感じているほど、調停という制度を難しく考える必要はなく、思い切って裁判所を頼ってしまいましょう。

裁判所という機関は、司法の立場からを裁くための場所でもありますが、同時に誰もが利用でき、一般人に公平な態度で接してくれる場所でもあります。

調停では裁かれに行くのではなく、話し合うために行くのですから、裁判で原告または被告として出廷するのと、調停に出席するのでは訳が違います。

気楽に利用するのは無理でも、肩肘張らずに、裁判所職員と普通に接して大丈夫です。

ステップ2:相手方の呼出し

調停を申し立てると、裁判所は当事者である相手方を呼び出します。

これは、事前に相手方を呼び出して事情を聴くのではなく、調停期日に向けて「調停が申し立てられましたよ」と通知がされることを意味します。

ステップ2:調停申立書の提出と相手方への通知

申立てから調停期日までは日が空くので、主張を裏付ける具体的な証拠がありそうなら、できるだけ集めておくべきでしょう。

また、調停期日までの間に、申立人と相手方が裁判所外で話し合うことに制限はありません。今までは相手方が話合いに応じなくても、調停を申し立てられたと知って、話合いが始まるケースもあります。

ですから、裁判所外で解決して、調停を取り下げることも良くあります。

ステップ3:調停期日

調停期日では、申立人と相手方が裁判所に出頭し、調停室で話合いをします。原則として本人出頭ですが、代理人(弁護士)の出席も認められます。

1回の調停期日で解決することは少なく、大抵は争いが複雑なため(特に家事調停)、話し合うことが無い状態(またはできない状態)、つまり調停をする必要がなくなるまで調停期日は繰り返されます。

ステップ3:調停期日の流れ

調停前と同じように、調停中でも当事者同士が話し合うことに制限はありません。ただし、話合いができないから調停になる経緯を考えると、調停中に裁判所外で解決するのはあまり期待できないでしょう。

ステップ4:調停の終了

調停の終了には、大きく分けると3つあって、調停がどのような状態で終わるのかで次のように変わります。

調停成立
合意に至ったことによる終了で、法的な効力を持つ調停調書が作られます。争いの全てが合意に至る必要はなく、調停は一部を成立させることも可能です。調停の申立人なら、調停成立を目指して頑張りましょう。

調停不成立
調停で合意に至らない、または相手方の欠席で調停の継続が困難なときに、裁判所(調停委員会)の判断で調停を終わらせます。全ての争いが解決できなくても、一部に話合いの余地があれば調停は継続されます。

調停取下げ
不成立と異なり、申立人が調停を取り下げて終了するため、取下げは申立人の任意です。もっとも、申立人は解決したいから調停を申し立てるのであって、調停で合意に至らない、または相手方の欠席で調停の継続が困難という事情でしょう。

実際には、成立、不成立、取下げ以外にも終了するパターンは多いです。詳しくは以下で確認してみてください(少し専門的な内容も含まれます)。

ステップ4:調停の終了には様々なパターンがある

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